

8月22日(日)に行われた院内セミナーの様子を今回はみなさんにお伝えします。
院内セミナーを定期的に開催する理由
ドリーム整骨院では日々訪れていただく患者さんの痛みや様々な症状の緩和に全力で誠心誠意の対応をしておりますが、単純に
「痛みを抑えれば良い」
「痛みや不快感が無くなれば、後はすべて自己責任の問題だ」
とは考えていません。
痛みが一時的に消えたとしても再発しないように予防ができたり、適切なセルフケアを自宅で実践することにより、健康寿命が向上することは素晴らしいことです。
それには体の仕組みや知識を学んでいくことも必要だと思うし、自分の健康を守っていく上での課題などをちゃんと理解すること、その実践的な機会も提供することを目的にした、定期的な院内セミナーを実施しています。
その勉強会を通して、ひとりひとりがより自分を大切にしていくことや、関わっている大切な人たちを守っていくための時間やきっかけになれたら嬉しいと思っているのです。
みんなが喜ぶ専門家とのコラボ開催
色んな専門家と一緒に行っていますが、今回の第一部を担当して頂いたのは、仙台市内で「腸美人塾」を主催している、遺伝子解析アドバイザーの庄子浩美先生です。
庄子先生は今年の4月にもお越し頂いたので二回目の登壇になりました。
パソコン関係にもとても詳しくノートPCを片手に今回も「腸美人塾 季節の変わり目編」というタイトルのパワーポイントを作成して頂き、ビジュアル化された分かりやすい講義をしてもらいました。
庄子先生は理系脳の秩序整然とした語り口の講義をされる方です。話の起承転結がしっかりしているので、女性に割と多い、あちこちに話題が飛んで訳が分からなくなるという危うさがない安心感があり、聞いている方は大変聞きやすいのです。
基本的な体の食べたものの流れの説明から始まり、栄養学的で専門性の高い「消化と代謝の考え方」の違いや、腸内細菌の特性と免疫力のお話、便の状態の大切さなど、約1時間の間、お話ししてくれました。
今回は参加者が5名という人数でもあった為、問いかけ方式というか先生との距離感が遠くない気軽なカフェ的な雰囲気で終始進みました。
庄子先生もこの「腸美人塾」を始められた経緯や家族への想いなども話していただけたり、質問にもその場で応えていく堅苦しくないリラックスがあって良かったなぁと感じました。
お腹は健康を左右するという概念
第二部は私の担当で、今回はお腹の調子を整える「按腹(あんぷく)」講座でした。
按腹という言葉は、あまり聞きなれないワードかと思います。これを知っている方は相当な東洋医学の知識を持っている方か、熟練のセラピストかと思われます。
按腹とは簡単にいうとお腹のマッサージ的なものです。按腹の「按」は按摩(あんま)、つまりマッサージの意味を兼ねています。
江戸時代(1712年)に活躍した貝原益軒(かいばらえきけん)という儒学者でお医者さんでもある方が書いた、健康で長生きをするためのバイブルと言える医書「養生訓」という本にも書かれているのが按腹です。
400年以上前から伝わっている日本の伝統医術の一つなのです。
もちろん今の科学的な、西洋医学的な根拠にどれほど合致しているのかと問われると、エビデンスに乏しいと言われてしまうことも承知しております。
でも近年、腸と脳との奥深い関連性や、腸内環境が健康に与える影響力の大きさがクローズアップされている時代の流れを考察すると、この按腹もとても面白い考えだと思うし、知識の一つの引き出しとしては、とても良いコンテンツだと私は感じているのです。
何より簡単なのが良い。一回聞けば多くの人が直感的に理解できるのです。
小さい頃にお母さんにお腹をさすってもらい痛みが消えたりした経験を、多くの方がされているからです。
按腹をする5つのメリット
1 腸内の老廃物を排出
2 白血球が活性化し、免疫力が高まる
3 腸内の善玉菌が活性化する
4 大腸内の発酵場が増える
5 ネガティヴ感情を解放する
特に5番のネガティヴな感情を解放するなどは、ちょっと面白いですね。
でも昔から怒ることを”腹をたてる”とか、”腸(ハラワタ)が煮えくりかえる”などお腹に関わることが意外と多いのも、何か無関係じゃないと思わされます。
皆さんに一枚の資料を渡し準備体操。按腹を理解する為に必要な知識はそれほど要らないのですが、知的好奇心が強い人もいるかと思い、「腸間膜」というお腹の構造を少しだけ説明しました。
按腹を現代医学的に理解するには腸間膜という概念も知っておくと、深く落とし込めるからです。
お手本を見せて即、ペアで実践です。
簡単でシンプルな手技療法なのですが、何事にもコツはあります。
手技は頭で覚えるものではなく、手と体重移動で覚えるもの。
そして、その根底に流れているものは、優しさと気遣いです。
お腹は正直で繊細で優しい器官
お腹はとても繊細な場所です。やり方を間違えると返って不調になったりもします。
特に腸は、月編に易しいという文字から成っています。月明かりの優しさと太陽の優しさの両方からのエネルギーを体のエネルギーに変換するのが、お腹の役目です。
その一助になるのが按腹であると私は思っているのです。固いお腹は本当に良いことがありません。
セルフケアにもお子さんにも、パートナーの健康を管理する分かりやすい方法です。
関心のある方はいつでも整骨院にお越しください。初級編のやり方をお伝えしますからね。
新型コロナウイルス対策でワクチン接種の必要性や自宅での自粛が求められている昨今ですが、健康を向上させるための知識や技術、または免疫力を高める可能性がある運動や体操を学ぶことも、一つの社会貢献ではないかと思います。
良いものはみんなでシェアして健康寿命を高めていきましょう。
そのお手伝いを微力ですが、当院でも場を作りながら少しづつ発信していきたいと考えております。
参加された皆さん、手作りプリンを作って差し入れてくれたMさん、庄子浩美先生、澄子さん、ありがとうございました。