

脳を衰えさせないために必要な3つの大切なことはなんですか?
と言われたら、あなたは何と答えますか。
「バランスの良い食事」や「楽しい会話」など、色々あると思いますが、一般的には次の3つだと言われています。
それは……………
「運動」、「好奇心」、「社会との関わり」です。
Contents
運動・好奇心・ソーシャルの大切さ
あなたはどのくらい実践できていますか。
自分はまだ若いから大丈夫だ!物忘れもほぼ無いから心配ない!と思っていますか。
アメリカのある研究チームが数千人を対象にリサーチした結果ですが、総合的な情報処理能力や記憶力といった部分は、何と20歳がピークだと言われています。顔認識力のピークは32歳、集中力のピークは43歳です。
比喩ではなく、実際のリアルな生活において、私たちの脳や能力は少しづつ確実に衰えているのです。
素直さは強さ
でも私が言いたいのは決して悲観論ではなく、少しでも体と心の健やかさを保っていくための準備や習慣があれば、人生はより豊かになるのではないかと感じているのです。
もちろんどんなに完璧に近い形で健康管理をしていても、病気になることもあるし、事故に遭うことだって可能性としてはあり得ます。
とりとめのない事かもしれませんが、自分が良いと感じる信条というか想い、姿勢に素直に生きていくことは大切だと思うのです。
自分がポジティブな感じになったり、好きになれるからです。
地域社会との関わり
月に一度というペースなのですが、ドリーム整骨院では地域の高齢者を対象にした運動教室・講座をボランティアで開催しています。
それは参加した方々に少しでも健康寿命を伸ばして長生きして欲しいという思いや、村田町を支えてきた方々への敬意と感謝があります。
またそれと同時に私自身においても、より自身をシンプルに好きになりたいと思うし、物理的能力の機能低下も軽減できれば、それに越したことはありません。
自己肯定感の大切さ
日本人は欧米諸国に比べて、自分を大切に思う気持の自尊心や肯定感が著しく低いというデータがあります。
自分を低く見せて相手を立てるような、「恥」や「見栄」の文化が昔から根付いているからなんでしょう。
自分のことを大好きだー!と大声で言える人がどれだけいますか。
何となくナルシストとか自己中心と言われるのが、空気で分かってしまいますよね。
「自分自身を好きになれない人は、基本的に人を好きになれることはない」、という何かの本で読んだことがあるフレーズが、頭の中になぜか消えずに残っています。
きっとこのワードは、私にとって必要な要素だから忘れないのでしょう。
自分を好きになれない人のパートナーシップにあるのは、依存とか執着になるのかもしれませんね。
依存や執着から生まれるものは愛情ではなく、揚げ足取りだったりコントロール(従属)だったりします。
そんな寂しい感じで、ごまかしながら人生を過ごして生きたくはないので、私は自分自身のためにも行動しています。
関場地区のみなさん
前置きがなぜか長くなりましたが、今回は村田町関場地区にお住いの高齢者11人を対象にした運動教室を開催しました。
稲刈り時期と重なり、少ない人数でしたが、少ない時の方が一人一人にしっかりと運動などをお伝えできる点があるのでいいこともあります。
代表して地区会長さんの体のパーソナルバランスチェック6ヶ所を測定し、自宅でできる簡単運動の始まりです。
ちなみにご自分のバランス軸を把握するとスポーツパフォーマンスの向上だけではなく、ケガや病気の予防にもつながり、健康管理がとてもしやすくなるのです。
基本的に死ぬまでバランスは変わらないので、認識しておくと便利ですよ。
今回は骨密度を高める運動から始まり、脳の活性化のアームツイスト、腰痛予防のヒップリフト、正しいスクワットのやり方などを、ゆる〜りとお伝えしました。
最後にはウォーキングのコツや睡眠障害を改善させる質問なども出てきて答えたりしながら、時間はあっという間に定刻です。
最後に参加された方々の持ち寄りおかずを、有り難く談笑しながら頂きました。
高齢化のメリットとは
高齢になるに従って向上していくことは何があるだとうかと考える。
先ほどのアメリカの調査チームによると語彙力のピークは約70歳だ。つまり言語性に伴う知能は衰えにくいということがわかる。これは素晴らしいことのひとつだ。
知能には「結晶性知能」と「流動性知能」の2つがあると言われます。
・「結晶性知能」とは、言語性の知能のことで、過去に得た経験が土台になり、熟成される知恵みたいなもの。
・「流動性知能」とは、新しいことに適応する能力で、若い人や頭が柔らかい人が得意なもの。
これらの高齢者に有利に働く機能性が「言語」に帰属するというのは、意外とも思えるしユニークな部分だと思います。
若さとは好奇心の力
でも個人的には、音楽家や芸術家のような人たちは、見た目も雰囲気や感じも若く見えるのは私だけの錯覚でしょうか。
形はどうであれ創作をしている人たちは、常に社会や自分自身に対してインパクトを与えようとしているから、好奇心に溢れてるのかもしれませんね。
だから若く感じる。
また死が近くなるせいもあるからだと思いますが、物事へのこだわりや執着が少なくなる分だけ、相手を受け入れる柔らかさや優しさも増えてくるのも、高齢化の特徴だとも言われているようです。
死を肯定することは、生を肯定すること
私は今46歳ですが、20歳の時とどれだけ精神的に成長しているかと自問してみれば、どこかで大きく変性したことなどは無かったように思います。
24年後の70歳、社会でいうところの高齢者になっている自分の姿は、立派になり人生の悟りを開いているようなイメージを持ちたいところですが、今できていないことを先延ばしにして、自然と勝手に問題が解けていることは、きっと無いはずです。
そしてその道程は意外と早いに違いありません。
経済的な豊かさとは別に、どう人と関わり、地域社会に関わり、自分の心と向き合い、死と向き合い、納得する歩みができているのかを、今からじっくりとゆっくりと考えていきたいと思っています。
1日に1回は徒歩で外出し、週に1回は友人や知人と交流し、月に1回は社会的な活動や習い事に参加するくらいの感覚で過ごせたら良いかもしれませんね。
整骨院でも小さなイベントをちょくちょく行なっているので、ピンときた方は、お問い合わせ下さい!
長文を読んで頂き、ありがとうございました😊
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4 コメント. 新しいものを残す
ライフワークバランスと自己肯定感
まさに私が必要としているフレーズがあります。勉強になりました。
ライフワークバランスや肯定感は、その人の年齢や置かれている立場などでも、微妙に変化してきますよね。
常に心がけていくことだと私も思っております!
ブログ久々に拝見させていただきました。
私も自分のことが好きになることとは、楽しく生きていくためにはとても重要で、簡単なようで難題だと思っています。その裏側に依存や執着が愛だと勘違いしてる人がたくさんまだまだ存在していること、私もその1人かもしれないです。
好奇心や、子供のように純粋に単純であり続けることが若さや、老いを感じさせないのかな…と、私も思います。個々にそれが継続できれば楽なことですが、人は老いと共に孤独になりたがる傾向の方も多くいらっしゃいますから、佐山夫妻の社会や地域と何かしら関わる高齢者向けのイベントを何かしら考えてくれる方達はこれからとても必要になっていきますね。そこに、重要なことに気づけている先生は既に愛のパイプ役ですね!
これからもブログ更新と地域交流に社会交流を続けていってほしいです。
老いはやはり恐れを伴いますから、若い時が輝いていた方ほど、孤独というか人間関係から距離を置きたくなるのも理解できます。
でも心はいつも理解されたいと思っているし、愛を感じたいものです。
シゲミさんは語彙力も高いので、これからも輝いていけると思います。
いつもありがとうございます😊