

初めて何かに挑戦できることは、幸せなことだと私は思います。
なぜならチャレンジする気持ちは心の中に好奇心や探究心、自分を信じる気持ちがあるから挑戦してみようと思えるからです。
老いるということは、年齢的な部分以上に精神的なあり様が大きいと私は思っていますが、新しいことに挑戦する気持ちなどはその最たるものだと思います。
慣れ親しんだ習慣や物、考え方に執着したり、新しいことや人を嫌う、排除する傾向にあるのが「老い」の本質です。
もちろん上手くいかない場合の不安や大小のリスクもありますが、ワクワク感がちょっとでもあればやってみるべきだと私は思います。
兆しを放置しない
とても些細なことですが、私は先日初めて壁紙を実際の壁に貼ってみました。壁紙とはスマートフォンなどの背景写真のことではなく、お部屋の壁紙のクロスのことです。
私には母親の弟に当たる叔父さんがいます。その叔父さんは5軒隣りに住んでいて、看板業を営んでいるのですが、とても器用な人なのです。ちょっとした棚の取り付けや配線作業などは、頼めば簡単にやってくれます。
その叔父さんにちょっと前から剥がれて汚くなってしまったクロスの修理を頼んでいたのですが、なかなかタイミングが合わず、数ヶ月そのままになっていました。でも破損した場所も普段はあまり目に触れない扉の上側なのでそこまで目立たない為に、放置しているようなままでした。
でもふと思いが浮かんだのです。「自分でも、もしかしたら出来るんじゃないか?」と。さっそくインターネットで壁紙の貼り方を調べてみました。そしたら何となくおぼろげですけが「出来そうだなぁ…」と感じました。
何の根拠もない感覚です。
まず決めること
でも道具が無いとか思いながらも、まず明日やってみようと決めました。
どのみち出来なかったら叔父さんにやってもらえばいいだけの話だし、やはり誰かに何かを依存するスタンスというのは、とても不安定な不確実なものだと分かりました。実際に自分には技術がないからできないんじゃないかという思い込みだったり、やらないことを何かの理由をつけて正当化したりする心の弱さを感じていたりする、「自己不信」という重りを背負っているだけなのです。
「失敗してもたかが壁紙だ、僕の人生には何の影響もない」と開き直って、勉強のつもりでやってみようと思いました。
さらに言うともしこの壁紙貼りが上手くいけば、もう一ヶ所壁紙がすごく汚れているところも綺麗にできるはずだとも思い、予行演習も兼ねて望んだのです。
道具は叔父さんに借りようと思い、また自分でクロスを貼る事にしたということも、一応伝えておこうと思い電話をしました。すると「止めておいた方がいいと思うぞ。思っているよりも難しいからな。」と言う有難いアドバイスをもらい、一応簡単なコツも聞いて始めてみました。
自発的な作業は楽しい
結局道具を借りることなく、有り合わせの即席道具でのスタートです。
まずは破損したクロスを剥がす作業です。天井との境界部にカッターで切れ込みを入れて、余計なところまで剥がさない様にします。やってみて分かったのはカッターに力を込め過ぎないこと。優しくなるべく刃を寝かせて数回に別けて行うと良いことが理解できました。
綺麗に剥がすこと、壁の素地をフラットにすること、クロスに糊を塗ること、クロスの端は余裕を持たせること、空気をしっかり抜くこと、コーナーに折り目をちゃんと入れること、カッターで切るコツ、目地を埋めるなどそれぞれの各工程で学ぶことが実に多くありました。
やはり動画だけでは味わえない学びがあることを実感すると嬉しいものです。
誰かにやらされていることはそれほど楽しさはありませんが、自分で決めて動いていることは単純に楽しいものです。
その体験を全て言葉にすることは私の語彙力では難しいので省略しますが、初めての作業の割には上手く貼る事ができました。自信にもなりました。数日後に剥がれてこない事も確認しました。
要するに「案ずるより産むが易し」なのです。何事もまずはやってみることが大切だと改めて実感しました。
不安が余裕や自信になる
その経験を踏まえて、改めて汚れている壁紙を貼り替えてみようという意欲が湧きました。
たった一度の経験だけど、不思議にとても心に余裕もできたのです。
作業は初回より壁紙を貼る面積は大きくなったけど、作業時間は約1時間で終了。体感的には45分くらいな感じでした。
2回目にもちょっと上手くできないところがあったのですが、継ぎ目の貼り方のコツをつかむことができました。やはり失敗すると体で覚えることができますね。
どんな小さな学びの中にも、成長するための種があるのでしょう。
先入観を取っ払い、ネガティヴな決め付けをしないで実践することは大切です。
挑戦とは新しい居場所を見つける
取るに足らない壁紙貼り体験談ですが、きっと程度や責任の大きさの違いはあれど、やってみたら目の前にある壁は思いのほか薄い氷壁だったと言うことが意外と多いんじゃないかと思いました。
冒頭で「挑戦すること」と「老いること」の関係性を自分なりに言いましたが、モチベーションとか自分らしさとかにも関係してくるなぁと感じました。
たかが壁紙一つで偉そうにすみません。
もしあなたが壁紙を貼ってみたいと言う気持ちになったのなら、その時はアドバイスしますから教えてくださいね。
2 コメント. 新しいものを残す
大変、面白かったのとなるほどと思いました。自分でやれないことの方が少ないんだと思いました。
全て自分がどうしたいか決めれるって、素晴らしいしみんな必然的にそのチャンスを与えてもらいなが生きてるってことですね!
コメントありがとうございます!
年齢を重ねてくるとドンドン保守的な感じになってきますからね。
自分から率先して動けるのは、本当に素晴らしいことだと思います。