

今回は「歯ぎしり」のお話です。関心のない方はスルーして下さい。
「歯ぎしりやアゴの痛みに有効なセルフケアはありますか?」という問いから始まりました。
「歯ぎしりをしている本人は歯ぎしりに気づくことができない」と、ひと昔までは言われていましたが、最近ではスマートフォンのアプリで睡眠時に発生する音(イビキや歯ぎしり等)だけを録音できるものもあるので自覚しやすくなってはいると思います。
専門的な呼び名では咬合(こうごう)力といいます。
一般的に人の奥歯でものを噛む力はどのくらいだと思いますか。
自分の体重と同じ重量を奥歯で噛めたら優秀と言われますが、実際には体重の80%くらいの力で噛めたら良いと言われます。
つまり体重が50kgの人であれば40kgくらいという訳です。
もちろん強めの人も弱めの人もいるので個人差はありますが、問題はその単位の強弱ではありません。
寝ている間に発生する歯ぎしりの力をご存知ですか。
実は目を覚ましている時の約7倍もの咬合力が瞬間的にかかるというのです。
単純計算ですが、つまり咬合力が40kgの人であれば280kg、70kg噛む力があれば490kgもの負荷が奥歯にかかるのです。
ちなみに490kgのアゴのパワーとは、サメやライオンのそれにも匹敵する強さです。
朝起きてとても肩や首が凝っているとか、アゴがガクガクになっているとかがある時は、もしかしたら歯ぎしりが睡眠時に起きているのかも知れません。
歯型を特殊なシリコンなどで型取り作成するスプリント療法(マウスピース)や、アゴの筋肉を強制的に弱めるボトックス注射など専門医の治療は色々ありますが、なかなか完治させるのは難しいと言われています。
そのスプリント療法の一つに面白い治療法があります。
「割り箸」を使って行う噛み合わせの調整法です。
簡単に言うと”奥歯で割り箸を弱く噛んで唾液を出し筋肉を緩める”のですが、若干コツがあり文字ではうまく伝えることができません。
もし詳しく聞きたいと言う方がいればご連絡下さいね。